2012年04月03日

安全が大事。

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

今日の静岡…。というか
全国的に春の嵐ですごい天気です。
ブログを書いている今も、暴風雨といった感じ。

私は午前中は助産師会の仕事でアイセルにいました。
他の助産師仲間さんの話によると、
6か月健診も延期になったとか…。

朝から公報で暴風波浪警報出てたから、
当然の措置かもしれませんね。

めっこサロンも…。
今日の午後の予約は延期にさせていただきました。

私自身は来ていただくので、
暴風雨は関係ないと云えば、関係ないのですが。

先週の嵐の日に来てくれた妊婦さんは、
ナント、高速飛ばして富士宮から来てくれました。
「高速の運転が怖かったです~。」

それを聞いて、内心ドキドキしてしまいました。
無事に来てくれて本当によかった。

妊娠中や産後のいろいろな不安や体の悩みを
相談したくて来て下さるわけですが…。
ケアも、サロンに来る道中も。
やっぱり安全が第一だと思っています。

ケアもお産も。
効果がありそうなもの。
自分の理想に近づけるもの。
これは大変魅力的だけど、
その人に合っているか?とか過程を見誤ると、
逆にリスクのあるものになる可能性だってあります。

安全である。はピラミッドの一番下の土台の部分。
なんでもそれがあって、安楽。とか、理想。とかが積みあがります。

だから、サロンに来てケアをする以前に、
その途中で事故や怪我がありそうな事態もなるべく避けたい。
延期ができてよかったです。

空いた午後の時間。
今日は勉強する時間に使いました。
昔から、台風が来てドキドキする中で、
机に向かうのがなぜか好き。

大人になっても変わらないのですよね。

さて、明日は良い天気になりそうです。
桜が頑張って耐え忍んでくれていることを祈ります。
  


Posted by めっこ at 16:58Comments(0)めっこの日常

2012年04月01日

逆子ちゃん

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

3月は、
「逆子が治らなくて心配です。」
という妊婦さんが数名いらっしゃいました。

逆子は、赤ちゃんの姿勢の一つ。
骨盤位と私たちは呼びますが、
頭が下の頭位とは逆に、頭が上になっています。

ある程度の時期までは、
赤ちゃんはお水で満たされた子宮の中を動き回りますね。
大きくなってきて、大きな動きがしにくくなり、
身体の中で重たい頭が下になる頭位になることが多いです。

病院では30週前後で逆子ちゃんだと、
逆子体操を教えてくれたり、
病院によっては、お灸の治療を勧めてくれることもあります。

お産は頭が先になって骨盤を進む方が安全なので、
最近は逆子のままですと、帝王切開を勧める施設が多いです。

なので、逆子が治らない。となると、
心配になり、私の所に相談に来る方もいらっしゃいます。

では、私がどんなケアを逆子の方にしているか?
というと…。

別に逆子を治すためのケアはしていません。
頭位の方にするケアと特別変えてはいないのです。

じゃあ、すべての方に同じケアをするか?
というと、もちろんそういうわけではなく、
その妊婦さんと赤ちゃんの特徴を見させていただいて、
そのペアにあったケアを提案しています。

全然具体的じゃないですね。

ある程度の時期なのに、逆子のまま。
の場合には、頭位になれない理由があるかもしれません。

逆子でも、頭位でも。
お腹の赤ちゃんが少しでも過ごしやすい環境を、
ママが作る努力ができるように。
その方法や工夫をお伝えしています。

その結果、自然と逆子が治っていることもあるし、
治らないこともあるだろうな。と思います。
だから、治すためにケアをする。
という考えに、どうしてもなれない私なのです。

私はママと赤ちゃんの姿勢や、
子宮の状態などを観察することからケアを始めますが、
逆子のままでいる場合。
私が観察したりケアしたこと自体が問題でない場合には、
もちろん逆子は治らないと思います。

例えばお臍の長さが問題で、
もうそれ以上頭位になるように動けない場合もあるでしょう。
わかりませんが、心理的なことや、
スピリチュアル的なことで、赤ちゃんがその状態を、
お産の方法を選んでいることだって否定はできません。

トコちゃんベルトで逆子がなおる。
と思ってきて下さる方もいらっしゃいますが、
これも、その方による。といった感じです。

何によって赤ちゃんの環境がいい状態になるか?
何もしなくてもいい場合ももちろんあるし、
その工夫がトコちゃんベルトのこともあれば、
そうじゃないこともある。

こんな感じでハウツーや絶対の決まりがないから、
フィジカルサポートは難しい部分もあるし、
楽しい所だったりもします。

いろいろ書きましたが、昨日来て下さった方が、
また嬉しいことを云って下さいました。

「逆子が治っても治らなくても、
 気持ちが安心できました。」

身体を通してのケアですが、
ママと赤ちゃんにとってのいろいろな不安が少しでも減って、
楽しい時間が増えたらいいな。と思います。  


Posted by めっこ at 17:29Comments(0)妊婦さん

2012年03月30日

簡単な工夫で。

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

昨日は東京でフィジサポの公式セミナーがあり講師をしてきました。
1月にお会いした受講生の助産師さんが再び来てくれまして…。

前回お会いした時より調子がすぐれないのかな?
あくびが多いし、目線も下がり気味。
肢の付け根を時々触っている。。。
もしかして…。

「調子が悪いの?」って聞いたら、
「実は妊娠したんです。」と教えてくれました。

妊娠したいな。と前お話を聞いていたので、
「それはおめでとう~。」

妊娠という大きな変化の始まりに、
ちょっと体がついていけていない中での受講。
でも、相手にケアをするために勉強したけれど、
ご自分にまず生かしていだきたいな。と思いました。

今まで受講していただいた助産師さんが妊婦さんになり、
お会いすることが時々あります。

今までも一生懸命セミナーでお伝えしてきましたが、
技術が主体のセミナー展開だったこともあります。

勉強したけれど、どうやって妊婦さんへのケアに生かしていいかわからない。
自分が妊娠しても、なかなか応用ができない。

その結果、てっとり早い、ベルトをする。
で終わっていることがあります。

でもね。ベルトをするということは、ケアの一過程。
そのベルトや私が主に使うさらしも、
その人にどうして必要なのか?

相手の訴えを聞く事。
観察する事。
それらを合わせて、何が必要か考える。

ケアをするのは私だけでなく、妊婦さんにもしていただく。
だから、妊婦さんがどうしてそのケアが必要なのか?
納得したうえで、できることをお伝えする。

妊娠中のケアは、妊婦さんにとって特別なことではなく、
毎日の生活の中にあると思うので、
毎日できる簡単な工夫やケアであることも大切です。

今のセミナーではそういう内容をお伝えできているのでは?
と思っていますし、実際に私のケアも変わってきました。

お金と時間をかけて整体・カイロを勉強して、
それは無駄だと思ったことはもちろんありませんが…。
その知識を生かして、助産師が妊婦さんにできること。

その方にあったケアを、
分かりやすく簡単に。
そして、お腹の赤ちゃんの意見も聞きながら…。

これが最近のモットーになっています。  


Posted by めっこ at 08:59Comments(0)妊婦さん

2012年03月28日

めっこ的に嬉しい言葉

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

先週ケアに来て下さった妊婦さんから、
とっても嬉しいメールをいただきました。
ブログに載せるね。とは言っていないので、
少し抜粋する感じですが…。

初めての妊娠で怖がってばかりだったけど、
ケアに来た日を境に、赤ちゃんの気持ちを理解していきたい。
って思いました。

腰が痛い。逆子で心配。
という理由でケアに来ていただいた方でした。

このサロンを開業したころは、
助産師だけど整体も勉強したから、
自分としてもそれを売りにして仕事をしてきました。

だから、「痛みが楽になりました」
というようなことを云っていただけると、
自分の自信にもなったし、嬉しかった。

今ももちろんそういっていただけるのも嬉しいけれど、
妊婦さんの生活を支援する立場の助産師。
と考えると、痛みがなくなる。ことがゴールなのかな?

もちろん痛みがなくなった方がいいですが、
そのケアを通して、ママがお腹の赤ちゃんの生活を思いやれること。
お腹の中から親子は始まっているのだから、
その部分に関わりを持つことのほうが、
助産師としての私には意味がある。
って最近は思っています。

だから、この妊婦さんからメールをいただいた時には、
少しそのお手伝いができたのかもしれないな。
って思い、気持ちが温かくなったのでした。

でもね。
このメールをくれた妊婦さんは、
はじめから赤ちゃんのことをすごく思いやることができていたし、
旦那さんも…。
自営のお仕事があるのに、奥さんを送ってきてくれて、
ちゃんとケアにも参加してくれました。

当たり前のことかもしれないけれど、
それがとても大切であること。
それがちゃんとできているね。
一緒に確認できる時間が必要なのかもしれませんね。  


Posted by めっこ at 09:30Comments(0)妊婦さん

2012年03月24日

今日はお休みです。

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

この土日、めっこサロンは連休を頂いています。
めっこサロンの営業日案内をみると、
「休みばっかりじゃない。」
って思う方もいるかもしれませんが…。

サロン以外の仕事もしているので、
結果、サロンの営業日があのくらいが限界。なのです。

今日明日は、サロン以外の仕事も休み。
おうちでゆっくりできる久しぶりの連休です。

今日の静岡は…。
昨日の夜まで結構雨が降っていたのですが、
今朝は朝から快晴。暖かいし風も爽やか~。

私自身昨日の夜まではいろんな仕事が立て込んで、
気持ちにあまり余裕がなかったけど、
今日は天気も気持ちも解放され、なんだか嬉しいです。

私はスキマスイッチが好きなのですが、歌詞の中で、
「成功の陰にいつだって、憂いはつきものってもんだ。
 昨日と今日が雨ならば、明日はきっと晴れ渡るや」
ってあります。そんな気持ちかな。

さあ~。
今日は頼んであった電子ピアノが届きます。
この連休を気持ちよく楽しく過ごすぞ~。

皆様もいい日でありますように。  


Posted by めっこ at 09:53Comments(0)めっこの日常

2012年03月23日

妊娠・出産・子育て経験

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

以前の記事でも書きましたが、
助産師…。と広辞苑で引いてみると、

分娩を助け、また妊婦・褥婦・新生児の保健指導を職業とする者。
とあります。

大学を卒業したばかりの助産師も、
大ベテランの助産師も、上記のような仕事をするもの。とされているわけです。

新人の頃は、自分が妊娠・出産したこともなく、
もちろん子育てをしたこともない。
初めて抱っこした本物の赤ちゃんは、
看護学校の母性実習だった…。

なので助産師として、妊婦さんや産後のママに
生活指導や育児指導をするのは、
指導をする私も、
「これで安心してくれたかな?」とか、
「間違ったことをお伝えしていないか?」
不安になりました。

でも、私自身不安になりながらも、
一生懸命お話を聞いたり、説明したりをしていたので、
そういう気持ちは伝わったのではないか?
と勝手に自己判断しています。

では今の私はどうか?

かれこれ助産師になり10年以上たつので、
妊婦さんや産後のママたちに
生活指導や育児指導をさせていただく経験もたくさん積みました。

そうすると、時々
「めっこさんは、お子さん何人いるんですか?」
聞かれることがあります。

残念ながら、結婚して10年以上ですが、
私自身にまだ子供はいません。

まだ自分自身が経験していないのに、
いろいろお話させていただくことに疑問を感じたこともありますが、
これは助産師としての仕事でもあるし、
子供がいないのに、「います」と嘘をつきたくもないですし…。

これまで私が勉強してきたこと、
たくさんの妊婦さんとママさん、赤ちゃんから頂いたこと。
これを参考に、その方にあった保健指導をしているつもりです。

ご自身の経験がたくさんある助産師を羨ましく思うこともあります。
ただ全員ではもちろんありませんが、
ご自身の経験を相手に当てはめようとする方もいるのを見ていて…。

あくまで自分の経験。これも大切だけど、
相手は自分と同じではないのですよね…。

私も時々理想的なことは言ってしまいますが、
こちらもあくまで理想的な生活。
その方の生活や体の様子はそれぞれ違うので、
目指すゴールも違うし、決めるのはご本人なのです。

なるべくその親子が親子らしく生活ができるように、
自分自身の経験はないけれど、
初心を忘れずに頑張っていきたいと思ってます。  


Posted by めっこ at 12:03Comments(0)めっこの日常

2012年03月18日

マタニティの服装は?

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

私が助産師になったのは平成11年。
その頃、マタニティ雑誌がたくさん出てきたな。
というイメージがあり、学生の頃は、
マタニティ雑誌からの情報について。
という研究を仲間でしました。

今は、さらに雑誌の数も増え、
通販雑誌、ネットでの情報もたくさんになりましたね。

それとともに、マタニティがとってもお洒落に!
妊娠中もお洒落に可愛く過ごしたい!
という女子としての気持ち。これも理解できます。

でも、昔のマタニティの服装の定番と云えば、
「ジャンパースカート」が主流でした。

なぜかと云えば…。
お腹の赤ちゃんに優しい服装だったから。と思います。
肩からつりさげた形のジャンパースカートは、
お腹の辺りにゴムなどが当たる事はないですね。

そう思うと、今のマタニティの服装はパンツが多い。
そして、最近ではレギンスやタイツなども合わせると…。

赤ちゃんのお部屋の上や、赤ちゃんのお部屋そのものに
ゴムが当たってしまいます。
赤ちゃんどう思うかな~?と考えたいですね。

私は助産師なので、
妊婦さんたちへの生活指導の中で服装の話しもさせていただいています。

マタニティーガードルなどもたくさんの種類があります。
たくさんの種類やサイズがあるから、
何を買ったらいいかもわからなかったり。
購入したものが、なんとなく合わないけれど
「妊娠したらしておいたほうがいいのかも?」
と思い、無理にし続けている方もお見かけします。

マタニティといっても、
その方の体の状態や、赤ちゃんの様子はそれぞれ。
とても合うものや、使い方の工夫が必要なモノ。もあります。

サロンに来る方には、
「妊娠して購入したグッズはお持ちくださいね。」
とお話しして、持ってきてもらうことが多いです。

せっかく購入したものを、
自分のため、赤ちゃんの為によりよく使うには…。
一緒に考えていますので、気になる方はご相談くださいね。  


Posted by めっこ at 08:07Comments(0)妊婦さん

2012年03月17日

気をつけて楽しんで。

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

先週、友人と久しぶりに東京ディズニーランド&シーに行ってきました。
以前私が行ったのは、ディズニーシーができる前。
10年以上経っているけど、
やっぱり夢の国は楽しいですね。

時々ですが、妊婦さんから
「旅行に行っていいですか?」と聞かれることがあります。
これは、病院で相談業務をしていた時も
妊娠中期に多い質問でした。

これに関するネットでの記事を一つ。
http://ceron.jp/url/news.ameba.jp/20120224-934/

私は、妊娠中は楽しんでほしい。と思っています。
出産したら、しばらく小さい赤ちゃんと一緒なので、
今まで楽しんでたことは、少しお預けになります。

無理のない範囲で、夫婦で楽しむ時間もとても大切。

でもね。
妊娠中期は、安定している時期。と言われるけど、
どの程度安定しているか?
これが人によって違います。

それこそディズニーランドや沖縄旅行までできるくらいの、
安定している状況の方もいれば、
近くのランチも大冒険の方もいらっしゃいます。

なので、妊婦健診の時に、医師に確認することも大切かな。
先生が楽しんでおいで。と言ってくれたらいいですね。

「自分の常識の範囲でね。」とか、
「体調と相談してね。」というようなアドバイスを付け加えてくれる
先生もいるかもしれません。

どうやって自分の常識や体調と相談するのか?
これはなかなか難しい。
でもよく考えてくださいね。

例えば私が行ったディズニーランド。
歩く距離も多いです。
私は1日15000歩歩きました。
そして、待ち時間も多く、身体がかなり冷えました。

普段からあまり歩いていない人、
外にいる時間が少ない人。
急にディズニーランドでたくさん歩いたり、
寒い中で待っている時間が長いとどうでしょう?

特に楽しい時間であると、知らないうちに無理することがあります。

行くのであれば準備も必要です。
持ち物の準備もそうですが、
身体の準備も必要なわけです。

お腹の赤ちゃんも、いつもはあまり動かないママが、
急にずっと歩いていたり、寒い中にずっといたらどうでしょう?
いくのであれば、赤ちゃんの動きやお腹の張りなどを気にしながら、
遊びに行く前に、どのくらい歩けるか?
少し鍛えたり確かめたりする事が必要です。

少し自分の体、赤ちゃんの事を気にしながら動いておくと、
遊びに行ったときにも、
「ちょっと無理してきているかも。そろそろ休もう」
がしやすいかもしれないですね。

静岡ですと、安倍川の花火大会の後に、
調子が悪くなる妊婦さんがいたことを思い出します。

よい想いで作りは、辛い体調や結果ではできませんね。
そういうわけで、気を付けて楽しんでください。


  


Posted by めっこ at 08:45Comments(0)

2012年03月11日

妊娠する前にも。

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

初めてサロンに来た方には、
はじめにいろいろなお話をお伺いします。

どういう生活をしてきた方なのか?
今、どんな状態にあるのかを知るためです。

その中では妊娠出産歴・既往歴とともに、
スポーツ歴もお聞きしています。

妊娠するまでに、どのぐらい体を動かす習慣があったか?
身体を動かすことが好きなのか?

身体を動かすと、筋肉や靭帯が使われます。
使うことで、筋肉靭帯をしっかり育ててきたのか?
癖がある使い方をしてきたのか?
要するに、自分の体を支える強さを知る事にもつながります。

先週来ていただいた妊婦さんは、
幼少の頃から、日本舞踊をずっとされていたそうです。

想像してみてください。
着物を着た状態で、優雅に座ったり立ったり。
静かな動きで、きれいに見せるためには、
身体のいろいろなところを使います。
激しく動くことに比べ、勢いで動くことができないから、
身体の軸やバランスもしっかりしていないといけません。
そして、日本。とついていて昔からつながる伝統の踊り。
日本人の骨格にも合っているものだと思います。

なので、その方は妊娠中の多少の訴えはあるものの、
とても安定されていて、少しのセルフケアで、
そのあとの妊娠生活も過ごせそうな感じを受けました。

そしてもうおひとり。
運動部ではないですけど、
「文化部の中でも、もっとも運動部にちかい」
吹奏楽部の方も時々いらっしゃいます。

トランペット、トロンボーンをされていた方にお会いしたのですが、
身体の真ん中で楽器を構え、吸ったり吐いたりを繰り返す。
生きている中では必ずしないといけない呼吸を、
抑揚をつけて繰り返す動きの中で、とても鍛えられていました。

和太鼓やパーカッションの方も。
しっかり立って常に手足を動かす。

妊娠してから、いろいろ体操や運動することも大切。
でも、妊娠する前。
特に体が作られる幼少期から。
一番運動量が多い思春期から青年期。
この時期を、十分に使える体を楽しく動かすことが、
妊娠してからの安定した体につながりやすいともいえます。

昔の人より、日常生活で身体を動かさなくなった分、
趣味などの中で、楽しく体を動かしておきたいですね。  


Posted by めっこ at 08:44Comments(0)妊婦さん

2012年03月07日

スリング

母子フィジカルサポート研究会正会員
葵区で「子育てママの整体サロンめっこ」をしています、
助産師のめっこです。

昨日は、産後のママとおばあちゃんに
スリングのお話をさせていただきました。

静岡は、スリングで有名な企業
「北極しろくま堂」さんがあるので、
スリングをお持ちの方がとても多いと思います。
もちろんネットでもたくさんいろいろな会社が出しています。
お洒落な生地のものも多いですね。

時々言われるのが、
「買った・もらったけれど、うまく使えない。」
「うまく使えているかわからない。」

スリングだけではなく、育児グッズ全般で受ける質問です。

私の考えとしては…。
育児に関するものは、使用することで、

ママと赤ちゃんが楽になるもの。
言い換えれば、ママと赤ちゃんの体が適切に守られるもの。

といえます。
産後のママの体も不安定な部分が多く、
特に首が座っていない赤ちゃんも守るべき存在。

だから育児グッズを使うことで、
ママと赤ちゃんの体が守られることで、
お互いが楽に感じられるといいなあ。と思っています。

赤ちゃんは、大きくなりながら、いろいろなことができるようになる。
発育しながら、発達していきます。
大人は1年で大きくなったり、目にみえる発達はそんなにしません。
赤ちゃんはそういう意味で大きく変化する存在なわけです。

だから育児グッズもその時の赤ちゃんの大きさ、
その時の発達に合わせたものを選ぶほうがいいですね。
寝てることが多い時期、首が座ってから、
お座りができるようになってから…。など、
時期とともに選ぶものや使い方が変わってきて当然です。

それに加えて、その赤ちゃんの体の特徴やくせ、
その赤ちゃんを育児するママの特徴やくせでも、
使いやすい物、使い方も変わってきます。

育児グッズって、そういう意味では難しくもあります。

スリングは、つくり自体は簡単でシンプルなので、
ママと赤ちゃんのいろいろな特徴に合わせて使うことができます。
上手に使うことで、赤ちゃんの体もリラックスできるし、
ママの手首の痛さなども少し楽になるかな。

昨日のママとおばあちゃんには、
横抱っこでのスリングを覚えていただきました。

お店では新生児基本抱き。を教えていただいたようですが、
昨日の赤ちゃんの体にはあまり合っていないようでしたので…。

いろいろな使い方と特徴を覚えていただいて、
ママが選べるようになればいいな。と思っています。

  


Posted by めっこ at 09:05Comments(0)産後のママ